【耐食性について】
溶融亜鉛めっきは大気中、水中、および土壌中で耐食性がすぐれているということから
鉄鋼の防食手段として広く利用されています。
溶融亜鉛めっきがすぐれた耐食性を示すのは、主に次の二つの大きな特徴があるからです。
・保護皮膜作用
亜鉛めっき表面に緻密なさびの薄膜が形成され、
この緻密なさびの薄膜が強力な保護皮膜となって、
その後の腐食の進行を防ぎます。
一般に腐食速度は使用環境、使用期間によって異なりますが、
亜鉛は鉄の10~25倍の耐食性を持っています。
・犠牲的防食作用
亜鉛めっき皮膜になんらかの理由でキズが生じた場合、
周囲の亜鉛が陽イオンとなって電気化学的に保護する犠牲的防食作用により、
鉄の腐食を抑制します。
この鉄に対する犠牲的防食作用は、亜鉛特有のものであります。
【耐用年数について】
溶融亜鉛めっきの腐食速度は使用環境条件によって異なり、
同一使用環境における耐用年数は亜鉛付着量に比例します。
【オーバータップについて】
どぶメッキは膜厚が最低でも約50ミクロンと非常に厚く付着しています。
これは電気めっきの約10倍に相当します。
その為に使用するナットは通常のタップでははめあい が かたくて
ボルトなどの雄ねじに入らなくなります。
これを解決する為にメッキ前から予めタップをより深く削る事によって スムーズなはめあいとなります。
【六角穴付ボルトなどのめっき後の強度について】
強力ボルト 六角穴付ボルトは最終工程で熱処理します。
溶融亜鉛めっきは約470℃の液温の中に製品を浸します。
この温度が熱処理をした製品にどんな影響を及ぼすのでしょうか?
約20%程引っ張り強度が落ちると考えられ、メーカーの保証を受けられなくなります。
ネジのことなら。。。
『職人さんのお助けサイト』

企業診断のことなら。。。
『中小企業と診断士のマッチングサイト』
