すみだ地域ブランド戦略[現状分析]

来年の2月に

中小企業診断士の研究会で、

「墨田区」の地域ブランド、地域資源について発表することになってしまいました。。


正直、プレゼン用の資料(パワポ)作りは、苦手&時間がないです。。。



情報を整理する意味で、このブログで、資料をまとめていきたいと思います。。


【墨田区の状況】

①財政状況
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平成20 年度のバランスシートでは、資産は3,421 億円(前年度比51 億円増)、負債は668 億円(同5 億円減)、資産から負債の差引である純資産は2,753 億円(同56 億円増)

②平成22年度 一般会計予算
(歳入)
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(歳出)
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東京スカイツリーの開業を視野に入れて、地域経済の活性化及び区民所得の向上を図るため、観光客の区内回遊のための仕組みづくりや区内生産品の販売促進に向けた取組み、周辺環境整備などの課題についても積極的に取り組む。

③人口の推移
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墨田区の人口が、7月8日に25万人を超えました。平成9年に21万人台まで減少した本区の人口は、その後、増加に転じ、毎年約2,000人から4,000人までのペースで増えてきました。

④墨田区の世論調査(2010年)
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区の施策のうち、特に力を入れてほしいものを第1位から第3位までの順位をつけてもらいました。第1位から第3位までの総合では、「高齢者福祉対策」(38.7%)が約4割で最も高く、以下、「防災対策」(34.0%)、「健康・保健・医療」(24.2%)、「防犯対策」(23.0%)、「子育て支援対策」(20.7%)と続いています。





【墨田区の地域資源】

①工場数の業種別構成比(%) ※平成17年工業統計調査より

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金属製品と印刷・紙加工等がそれぞれ約2割、繊維製品等、機械器具、プラスチック・ゴム等、皮革・革製品がそれぞれ1割前後を占めている。


②墨田区の観光の現状

主要施設・イベントの集客数※平成18年度墨田区観光振興プランより(概数)

江戸東京博物館182万人
隅田川花火大会(他区を含む) 96万人
国技館45万人
すみだまつり・こどもまつり28万人
墨堤さくらまつり28万人
すみだトリフォニーホール21万人
向島百花園14万人

江戸東京博物館は年間180万人、隅田川花火大会は100万人近い集客をしている。東京スカイツリー
が開業すると、年間500万人程度が来場すると予想される。




【墨田区のブランド化の取組み】

①これまでの取組み

<メインとなる取組み>

・3M運動
墨田区を象徴する「ものづくり」のPRと技術の継承・発展を目的に開始された。

【小さな博物館】
地域に根ざした小さな産業博物館。
「もの」のコレクションを、工場、作業場、民家の一部を使って展示。24館ある。

【すみだマイスター】
墨田の優れた技術を普及・継承。墨田の技術者の技術を公開。
36名のマイスターが認定を受けている。

【工房ショップ】ものづくりの現場+店舗。製造と販売を一本化し、消費者のニーズに即応したものづくりを目指す。
23店ある。

・フロンティアすみだ塾
区内中小企業の次世代を担う人材を育成している。
実践的な「経営者学」を学ぶ講座や、テーマに基づく「本音の議論」と「自由討議」を行う。
現在7期目。約100人を輩出している。

・すみだが元気になるものづくり企業大賞
時代の変化に対応した新ビジネスや、特化した技術をもって市場を席巻している企業、活気に満ち溢れた元気な企業を表彰。
その取組みなどを広くPR。
今まで40社を表彰している。

・すみだ個だわりショップ
地元の区民に親しまれ、信頼されるこだわりの個店を調べ、認定する。
区内の消費者による「個だわりすみだ発掘隊」の隊員が認定店を直接取材し、冊子やHPを作っている。
これまで3冊の冊子を出している。

・イチから始める運動
地場産業の一番よい、一番新しい製品を、一番早く区内で売る「イチ」を定期的に開催。


<連動する取組み>

・産学官連携
大学等の知と地域の資源の融合。早稲田大学東京藝術大学と連携。

・墨田区文化観光協会墨田区内における文化振興、観光開発を促進し、地域や商工業の活性化に寄与することを目的として設立。

・墨田区銘品名店会
歴史に育まれた伝統と技を今に伝える墨田の銘品・名店。

<関連事業>

・すみだファッションタウン構想
生活文化に関わるものづくり産業すべてを「ファッション関連産業」ととらえ、ファッションを生み出す場(産地)とファッションを提供する場(消費地)が一体となった活力あるまちを実現することをめざす。
墨田ファッションタウン推進協議会が推進し、国際ファッションセンターの完成(平成12年)で一段落し、協議会は解散したが、構想自体は実現にむけて継続。

・次世代ものづくり人材育成支援
将来、ものづくりに従事し、ものづくり人材として産業界を担う人材を育成するため、中学校において「すみだ産業授業」を実施しているほか、日本初の産業科を設置した都立橘高校と連携した事業を実施している。

・「ものづくりフェア」(すみだ中小企業センター)
区民や次代を担う若者、子どもたちがものづくりへの関心を高め、地域産業への理解を深めることを目的として、産業団体による実演や子どもたちに対するものづくり体験を行うイベントを開催している。

・新商品・新技術開発支援事業
新商品や新技術の開発を自ら行う区内中小企業を応援するため、開発コンサルティングと開発経費の支援を行っている。

・「商業活性化すみだプログラム」
エリアマネジメントの手法を用いた拠点活性化事業や、商店街ごとの地域特性を生かした商業振興策の推進を行っている。

・その他
各種観光事業、墨田区北斎館(仮称)、NPO法人/隅田川・江戸文化観光振興会による体験工房など、幅広い連携が考えられる。




【すみだのSWOT分析】

【強み】

<歴史・文化>
・江戸庶民文化の発祥の地であるとともに、葛飾北斎勝海舟など歴史上の人物ゆかりの地であり、豊かな食文化もある 
・隅田川花火大会、墨堤の桜を始め、江戸東京博物館・国技館など、たくさんの魅力ある行事や名所があり、両国・向島等の全国レベルの地名もある
・ナショナルカンパニーはじめ、軽工業発祥地の歴史がある=他に例を見ない産業の歴史
・江戸の粋や洒落・遊び心、江戸・明治から引き継がれる職人魂があり、和とモダンが共存している
墨田区のその他の資源


<下町という立地>
・人と人のふれあいを大切にする下町人の意識が息づいている
・都心周辺に立地し、情報収集力が高く、デザイン力・企画力を活用しやすい
・職住近接による生産体制への好影響がある

<ものづくりの能力>
・著名ブランドや流通のOEM生産、試作品を担う実力がある
・他では真似のできない技術力を持った企業が多く存在、職人技や付加価値で評価される製品もかなりある
・区内企業間の(周辺区の企業との)連携による企画力、生産力の強化がなされている

<幅広い生活用品の生産>
・生産品種の多様性による事業可能性の広がりがある
・日常生活を豊かにする様々なライフスタイル提案型製品を生み出している

<振興策>
・3M、個だわりショップ、フロンティアすみだ塾、ものづくり企業大賞など、ものづくり関連施策が充実
新タワー効果を見据えた観光振興プランによる観光まちづくりの推進

【弱み】

<地域資源の魅力の活用不足>
・区の内外に対して、行事や名所・名産品などのアピールが不足
・観光拠点・資源間の回遊性に乏しく、コース設定や案内システムも不十分

<事業発展のために必要な資源の不足>
・下請け構造による、自立的事業の発想の阻害と、B to C事業のために必要な人材や独自販路の不足
・後継者不足、小規模経営多く、新事業への投資が困難
・大量生産を担う工場の地方・国外への移転による空洞化

【機会】

・新タワーによる地域への注目、海外からも含めた集客
・下町ブームによる注目や、若者による和の見直し
・商品の背景情報に敏感な生活者が増えている
・最短の距離に最大消費地があることによる、情報収集と顧客対応商品発信の可能性
・中小企業地域資源活用プログラム等、国も積極的な地域支援を行っている

【脅威】

・海外、地方の価格競争力の優位
・IT化による職人技のデータ化、外部化の進展
・消費や観光エリアとしての墨田区のイメージのなさ(例えば、浅草にはある)
・原材料高騰等の経済環境の変化




次回は、「墨田区」のあるべき姿について。。。

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『粋な町 すみだ』 地域ブランド情報
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